お盆休み明けは、休暇中に届いたメールや社内からの連絡をまとめて確認することが多くなります。休暇中にOSや業務ソフトの更新が公開されていたり、システムに不審なアクセスが発生していたりする可能性もあります。
IPAは、長期休暇明けの対策として、修正プログラムとセキュリティソフトの定義ファイルの更新、不審なメールへの注意、サーバーなどのログ確認を挙げています。業務を再開する際は、端末の更新、メール、ログの順に確認してください。
メールを開く前に端末を更新してください
休暇中に電源を切っていたPCは、OSやブラウザ、業務ソフト、セキュリティソフトの定義ファイルが古くなっている場合があります。古い状態のままメールやウェブを利用すると、修正済みの脆弱性を悪用されるおそれがあります。
社内の手順に沿って必要な更新を適用し、セキュリティソフトが最新の状態になっていることを確認してください。社外へ持ち出したPCや、データを保存したUSBメモリは、社内で使用する前にウイルススキャンを行います。警告が表示された場合は、そのまま利用を続けず、社内の担当者へ連絡してください。
未読メールは差出人名だけで判断しないでください
長期休暇明けは未読メールが増えるため、内容を急いで確認しがちです。実在する企業や取引先を装い、アカウントへのログインや支払い、振込先の変更を求めるメールが含まれている可能性もあります。
メールに表示された差出人名だけを信用せず、送信元のアドレスや文面を確認してください。ログインや支払いを求められた場合は、メール内のリンクではなく、公式サイトや公式アプリから状況を確かめます。取引先から普段と異なる依頼が届いた場合は、これまで使用している電話番号など、別の連絡手段で確認してください。
IPAは、不審なメールを受信した場合、添付ファイルや本文中のURLを開かず、システム管理者へ報告するよう案内しています。開いてしまった場合も自分だけで対処せず、操作した内容と時刻を担当者へ伝えてください。
管理者は休暇中のログを確認してください
休暇中も稼働していたサーバーやクラウドサービス、ネットワーク機器については、最終営業日の終業後から業務再開までのログを確認してください。利用者が少ない期間のため、普段とは異なるアクセスを見つけやすい場合があります。
身に覚えのないログイン、認証失敗の急増、管理者権限や設定の変更、不審な通信などがないかを確認します。異常が見つかった場合は、関係するログを削除せず、発見した時刻と対象機器を記録してください。必要に応じて社内の責任者や保守事業者へ連絡し、影響範囲を確認してから通常業務へ戻ります。
