SCS評価制度は、★3と★4から運用が始まる予定です。星の数で企業の優劣を決めるのではなく、取引関係で求められる対策の範囲と、その確認方法を区分しています。
取引先から対応を求められた場合は、星の数だけで判断せず、対象となる業務やシステム、必要な証跡まで確認することが大切です。
★4は対象範囲と評価方法が異なる
経済産業省の制度構築方針では、★3の要求事項と評価基準を基礎として、★4ではより広い範囲の対策を求める考え方が示されています。★3は自己評価に専門家の確認を加える方法、★4は第三者評価機関による評価が想定されています。
いずれも、定められた要求事項と評価基準をすべて満たすことが必要になる予定です。一部の対策だけを実施すれば取得できる仕組みではありません。自社に求められている段階が分からない場合は、準備を始める前に取引先へ確認してください。
申請方法と費用は未公表
2026年8月時点では、★3・★4の申請方法、取得ガイド、申請・登録費用は公表されていません。IPAは、取得ガイドを2026年10月ごろ、評価機関の情報を同年12月末ごろ、確認を担う専門家の情報を2027年1月以降に公表する予定としています。
今後、予定や制度の詳細が変更される可能性もあります。申請や支援サービスの利用を検討する際は、経済産業省とIPAの最新情報を確認してください。
取引先に確認しておきたい項目
- 求められているのは★3、★4、取引先独自の基準のどれか
- 対象は自社全体か、特定の業務やシステムに限られるのか
- 回答や取得の期限はいつか
- 規程やログなど、どのような証跡が必要か
制度開始前でも、端末、クラウド、アカウント、外部接続の状況を一覧にし、バックアップやログの運用状況を確認できます。ただし、この準備だけで★3や★4の取得が決まるわけではありません。正式な取得ガイドが公表された後に、要求事項との差を改めて確認してください。
