お盆などの長期休暇中は、通常よりも社内の人数が少なくなり、システムの異常や不審な連絡に気付くまで時間がかかることがあります。事故が起きたときに担当者と連絡が取れないと、被害の拡大や業務再開の遅れにもつながります。
IPAは、長期休暇に入る前の対策として、緊急連絡体制や機器の持ち出しルール、使用しない機器の電源などを確認するよう案内しています。休暇中の事故と休暇明けの混乱を減らすため、最終営業日より前に準備を始めてください。
緊急時の連絡先を確認してください
セキュリティ事故を発見した場合に、誰へ、どの手段で連絡するかを確認してください。責任者が休暇中で連絡できない場合に備え、代わりに判断する担当者も決めておきます。
サーバーやクラウド、ネットワーク機器の保守を外部へ委託している場合は、休日の受付時間と緊急連絡先も確認してください。社内の連絡網や委託先の連絡先は、社内システムへ接続できない状況でも確認できる場所に保管しておくと、事故発生時に連絡が遅れにくくなります。
機器とデータの扱いを確認してください
休暇中に使用しないPCや周辺機器は、社内の手順に沿って電源を切ってください。稼働を続ける公開サーバーやクラウドサービスについては、監視通知を誰が受け取り、異常が見つかった場合にどこへ連絡するかを決めます。
PC、USBメモリ、業務データを社外へ持ち出す場合は、持ち出しの許可、保存できる情報、利用場所、返却方法を確認してください。私物のPCや会社が認めていないUSBメモリを利用しないことも、休暇に入る前に社内へ案内しておく必要があります。
バックアップと復旧手順を確認してください
バックアップは、取得できていることだけでなく、必要なデータを復元できる状態か確認してください。ランサムウェアなどの被害を受けた際に、バックアップまで同時に失わないよう、保存先や接続方法も確認します。
事故が起きた場合の端末の隔離方法や、保存しておきたいログも事前に確認してください。担当者ごとに対応の理解が異なる場合は、短い手順書や連絡先一覧を用意すると、最初の対応を進めやすくなります。
休暇明けの作業も予定に入れてください
休暇中にOSや業務ソフトの更新が公開されることがあります。業務再開日は、メールやウェブを利用する前に、端末のOSとセキュリティソフトの定義ファイルを最新の状態にしてください。社外へ持ち出したPCやUSBメモリは、社内で使用する前にウイルススキャンを行います。
長期休暇明けは未読メールが増え、確認を急ぎやすい時期です。添付ファイルや本文中のURLをすぐに開かず、支払いやログインを求める内容は、公式サイトや普段使用している連絡先から確かめてください。システム管理者は、休暇中のログに不審なログインや設定変更がないか確認してください。
