カテゴリー: 個人向けセキュリティ

詐欺、フィッシング、マルウェア、アカウント保護など、個人が取れる対策を整理します。

  • スマホアプリの権限(カメラ・位置情報)の見直し方

    アプリは、写真撮影、位置情報、マイク、連絡先などにアクセスする権限を要求します。インストール時に一度許可すると、バックグラウンドでもデータを送る設定のまま残ることがあります。定期的に権限一覧を見直すと、不要な情報の送信を減らせます。

    iPhoneでの確認

    設定→プライバシーとセキュリティから、位置情報サービス、カメラ、マイク、写真など項目別に、どのアプリがアクセスできるか確認できます。「常に許可」の位置情報は、地図アプリ以外では「使用中のみ」や「許可しない」へ変更を検討してください。

    Androidでの確認

    設定→プライバシー→権限マネージャー(メーカーにより名称は異なります)から、権限ごとにアプリを確認できます。SNSやゲームに位置情報が不要ならオフにしてください。

    SNSと子ども向けアプリ

    写真ライブラリ全体へのアクセスを求めるアプリは、必要最小限の選択肢(選択した写真のみなど)が使えるか確認してください。子ども用端末では、SNS乗っ取り対策とあわせ、公開範囲と権限の両方を見直してください。

    関連リンク

  • 偽ショッピングサイトのURLを確認する方法

    有名ブランドや人気商品を装った偽通販サイトは、SNSの広告や検索結果から誘導されます。メールやSMSのフィッシングとは入口が異なりますが、支払い情報を入力させる点は同じです。メール・SMSのフィッシング記事で扱う手口とは別に、URLとサイト運営者情報の確認に焦点を当てます。

    ドメイン名を読む

    ブランド名に似せたサブドメインや、余分なハイフンが入ったドメインに注意してください。公式サイトのURLは、商品箱、領収書、公式アプリの「公式サイト」リンクなど、自分で過去に保存した情報と照合してください。

    HTTPSだけでは十分ではない

    鍵マークは通信が暗号化されていることを示しますが、サイト運営者が正規かどうかは別問題です。証明書の詳細を開いても、組織名が表示されない場合があります。

    特商法表記と連絡先

    日本向けの通販では、特定商取引法に基づく表記に事業者名、住所、問い合わせ先があることが一般的です。記載がない、海外のみの連絡先、コピペと思われる文言だけのページは慎重に判断してください。

    支払い方法

    未知のサイトでクレジットカード情報を入力する前に、既知の決済代行やショッピングモール経由で購入できるか確認してください。不自然に安い価格だけが目立つ場合は、公式小売価格と照合してください。

    関連リンク

  • iPhoneとAndroidの標準バックアップの始め方

    スマートフォンは、紛失、故障、買い替えのいずれでも中身が読めなくなる可能性があります。AppleとGoogleは、それぞれクラウドバックアップ機能をOSに用意しています。有料の復旧ソフトやPC向けバックアップ製品とは別に、まず標準機能が有効か確認する価値があります。

    製品選びやデータ復旧・完全消去の違いは、バックアップ・復旧・消去の比較記事に任せ、ここではスマートフォン標準のバックアップに絞ります。

    iPhone(iCloudバックアップ)

    設定アプリからApple ID→iCloud→iCloudバックアップを開き、バックアップがオンか、Wi-Fi接続時に実行されているかを確認してください。無料枠を超える場合は容量追加またはPCへのローカルバックアップ(Finder/iTunes)を検討します。2026年9月18日時点の容量・料金はApple公式の案内を確認してください。

    Android(Googleアカウント)

    設定からGoogle→バックアップを開き、アプリデータや端末設定のバックアップが有効か確認します。写真はGoogleフォトの同期設定を別途確認してください。メーカー独自のクラウド(Xiaomi、Samsungなど)を使っている場合は、Googleとは別にログイン状態と容量を確認してください。

    バックアップだけでは足りない場面

    ランサムウェアやアカウント乗っ取りでクラウド上のデータが改ざん・削除された場合、同期機能が被害を広げることもあります。特に大切な写真は、PCや外付け媒体など別系統のコピーを検討してください。

    関連リンク

  • 認証アプリとSMS認証の違い

    二段階認証では、ログイン時に6桁程度のワンタイムコードを入力します。SMSは通信事業者経由で端末に届き、認証アプリは端末内で時間に基づいてコードを生成します。見た目は似ていますが、コードの届け方と攻撃者に狙われやすい弱点が異なります。

    IPAも不正ログイン増加を受け、パスワード変更と多要素認証の利用を案内しています。サービスが両方に対応しているなら、可能な範囲でSMSから認証アプリへ移行する選択が取られやすくなります。

    SMS認証の弱点

    SIM交換や番号移行の手続きを悪用され、SMSを別端末で受信される事例が報告されています。電話番号は本人確認にも使われるため、SMSだけに依存した重要アカウントはリスクが残ります。

    認証アプリの特徴

    インターネットがなくてもコードを表示できる端末があれば、ログインに使えます。端末紛失時は、バックアップ用のリカバリーコードや、予備端末への移行設定が必要です。アプリごとにクラウドバックアップの有無が異なるため、設定画面の説明を確認してください。

    メールやSMSのフィッシングとの関係

    「認証コードを教えてください」と誘導するフィッシングは、メール・SMSのリンク確認と同様、コード自体を第三者へ渡さない運用が必要です。公式サポートがコードを口頭で尋ねることは通常ありません。

    関連リンク

  • パスキーと二段階認証の使い分け

    パスキーは、端末やパスキー提供元が管理する暗号鍵と、サービス側の公開鍵を組み合わせてログインする方式です。従来のパスワードの代わり、またはパスワードに加えて使われます。二段階認証は、パスワードなどの「知識」と、スマートフォンのアプリやSMSで届く「所持」の組み合わせが一般的です。

    どちらも不正ログインを抑える手段ですが、フィッシングでパスワードと認証コードの両方を抜かれるリスクは、SMSより認証アプリの方が低いとされる一方、パスキーは偽サイトへ鍵を送りにくい設計です。サービスが対応している方式を確認したうえで組み合わせます。

    同期型パスキーと端末限定の認証

    多くの個人向けサービスでは、Apple・Google・Microsoftなどのパスキー提供元を通じて、複数端末へパスキーを同期する方式が使われます。FIDO Allianceは同期型パスキーと、別の端末からの認証(クロスデバイス)を案内しています。iCloudキーチェーンの同期や復旧の仕組みも、公式の案内で確認してください。

    一方、セキュリティキー(ハードウェアキー)や一部の端末限定クレデンシャルは、特定の端末やキーに紐づく運用になります。用途に応じて、同期型と端末限定を混在させることもあります。

    パスキーが向くサービス

    • Google、Apple、Microsoftアカウントなど、主要ID
    • 対応を表明している金融・決済サービス
    • 同じ端末で繰り返しログインする個人利用のサイト

    二段階認証を残す場面

    パスキー非対応の古いサービス、共用PCからしかログインできない業務系、バックアップ用のリカバリーコードが必要なアカウントでは、認証アプリやハードウェアキーの二段階認証が現実的です。SMSはSIM交換リスクがあるため、可能ならアプリ認証へ移行してください。

    端末を失ったとき・復旧の確認

    同期型パスキーを使っている場合は、別端末へのサインインや提供元アカウントの復旧手順が使えることがあります。端末限定のキーや、提供元アカウント自体にロックがかかった場合は、サービスごとのリカバリーコードや代替認証の設定が必要です。パスキーを有効にする前に、各サービスとパスキー提供元の復旧方法を確認してください。詳細は、スマホをなくしたときの確認も参照できます。

    関連リンク

  • VPNとセキュリティソフトの役割の違い

    広告について:この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。リンクを通じて購入または申し込みがあった場合、当サイトが報酬を受け取ることがあります。

    VPN(Virtual Private Network)は、端末とVPNサーバー間の通信を暗号化する仕組みです。ウイルス対策ソフトは、端末に入るファイルやアプリ、悪意のあるサイトへの誘導などを検知・ブロックする方向の製品です。名称に「セキュリティ」と付く製品でも、役割は重なりません。

    フリーWi-Fiでの利用を想定したVPNの説明は、フリーWi-FiでVPNは必要?に詳しく書いています。ここでは、VPNとウイルス対策を並べて契約検討するときの切り分けを説明します。

    VPNが向く場面

    IPAは、公衆Wi-Fi利用時に信頼できるVPNの利用を案内しています。カフェや空港など、自分以外も同じ回線を使う環境で、通信内容の盗み見を抑えたい場合に選択肢になります。接続前のSSID確認や、フリーWi-Fiを使う前の端末設定は、VPNとは別に必要です。

    ウイルス対策ソフトが向く場面

    ダウンロードしたファイル、メールの添付、ブラウザー経由のマルウェアなど、端末上の脅威への対策が中心です。ESET HOME プレミアムのようにVPN機能を同梱する製品もありますが、VPNの利用可能台数はライセンス台数と別上限のことがあり、プラン比較記事の機能表で確認してください。

    両方あっても防げないこと

    フィッシングでパスワードを入力させる手口、SNS乗っ取り、偽サポート詐欺は、VPNやウイルス対策だけでは防げません。多要素認証や、公式アプリからのログイン確認が別途必要です。

    個人向けVPNを選ぶ場合は、ログの取り扱い、同時接続、自動更新の条件を公式ページで確認してください。外出が少なく、機密性の高い操作は自宅回線やモバイル回線で行うなら、VPN契約を急ぐ必要はない場合もあります。

    広告:料金、対応端末、返金条件は変更される場合があります。申し込む前に公式ページで最新の条件を確認してください。

    MillenVPNの料金と利用条件を確認する

    関連リンク

  • 家族の端末をまとめて守るときの確認点

    家庭では、親のパソコン、子どものタブレット、祖父母のスマートフォンなど、所有者と用途の異なる端末が混在します。1つの家庭向けセキュリティ契約にまとめる場合、販売上の台数と、実際にインストールする端末の一覧が一致している必要があります。

    アルティメットのように5台専用のプランを選ぶか、エッセンシャルやプレミアムの5台ライセンスで足りるかは、必要な機能とVPNの利用台数次第です。プラン名ごとの機能差の比較は、ESET HOME セキュリティのプラン比較記事に任せ、ここでは家族運用の確認項目に絞ります。

    台数とOSの一覧

    • Windows・Mac・Android・iOSそれぞれ、ESETを入れる端末を書き出す
    • 使っていない旧端末にライセンスが残っていないか確認する
    • iPhoneを含める場合、プレミアム以上かつiOS版で必要な機能が使えるか公式表で確認する
    • ゲーム機やスマートTVは対象外のことが多い

    誰が設定を変えられるか

    子どもの端末に保護者管理やフィルタリングを入れる場合、OS標準のペアレンタル機能とセキュリティソフトの機能が重複することがあります。どちらでサイト制限や利用時間を管理するか決めないと、設定が競合して分かりにくくなります。

    更新と怪しい連絡への共通ルール

    家族の誰か1人がフィッシングSMSでIDやパスワードを入力すると、盗まれた認証情報を使って家族共有のストリーミングやショッピング、クラウド写真などに不正ログインされることがあります。パスワードを家族で使い回している、または同じメールアドレスを複数サービスに登録している場合は、1件の被害が他の利用先へ広がりやすくなります。フィッシングメール・SMSの確認と、偽警告への対処は、家族で共有しておくと初動が早くなります。

    関連リンク

  • ランサム対策はバックアップが先か、セキュリティソフトが先か

    広告について:この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。リンクを通じて購入または申し込みがあった場合、当サイトが報酬を受け取ることがあります。

    ランサムウェアは、端末内のデータを暗号化し、復旧と引き換えに金銭を要求する被害です。ウイルス対策ソフトは感染経路の防御に役立ちますが、100%の阻止を保証するものではありません。IPAも、バックアップの取得と、バックアップ媒体の取り扱いについて具体的な注意を示しています。

    どちらか一方だけを先に整えるより、バックアップの仕組みと端末の防御を両方そろえることが現実的です。ただし予算や時間が限られる場合は、失ったデータの影響が大きいならバックアップを優先し、感染経路が多い端末ならソフトと更新を優先する、という順番が取りやすくなります。

    バックアップを先に整える理由

    ソフトで防いでも、誤操作やゼロデイ、設定ミスでデータを失う可能性は残ります。バックアップは、復号キーを払わずに業務や生活を再開するための保険です。IPAは、バックアップ用媒体を常時接続しない、保存データを定期的に開いて確認するよう案内しています。

    バックアップ・復旧・完全消去の違いや、個人向け製品の選び方は、バックアップ・データ復旧・完全消去は何が違う?に掲載しています。

    セキュリティソフトを先に整える理由

    メールの添付ファイル、不正な広告、脆弱なソフト経由の感染を減らすには、OSとブラウザーの更新に加え、ウイルス対策の利用が有効な場合があります。家庭で複数OSをまとめる場合は、ESET HOME セキュリティのプラン比較のように、対応OSと台数を先に決めるとソフト選びがぶれにくくなります。

    感染が疑われたとき

    暗号化されたファイルや身代金要求の表示が出た場合は、ネットワークから切り離し、専門機関へ相談する流れが基本です。詳細な初動は、ランサムウェア感染が疑われたときの初動対応を参照してください。バックアップから復旧できるかは、バックアップの世代と、感染後に上書きされていないかによります。

    外付けドライブやNASを常時接続したままにしていると、バックアップごと暗号化されるリスクがあります。重要データは、オンラインとオフラインの複数系統を検討してください。

    広告:以下はAOSストアへの広告リンクです。取扱製品、価格、対応OSは変更される場合があります。購入時は各製品の公式ページをご確認ください。

    AOSストアで対応製品を確認する

    関連リンク

  • ESET HOMEの契約台数にスマホを含める数え方

    家庭向けセキュリティソフトは、契約台数を超えてインストールできません。ESET HOME セキュリティでも、購入した1台・3台・5台のライセンスに、実際にインストールする端末の数が対応します。パソコンだけを想定して契約し、あとからスマートフォンを追加すると、台数が足りなくなることがあります。

    2026年9月18日時点のESET公式情報では、エッセンシャルはWindows・Mac・Android、プレミアムとアルティメットはiOSも対応OSに含まれます。ただし、端末ごとに使える機能は異なり、iPhoneを含めるならプレミアム以上が前提になります。プラン比較の詳細は別記事に任せ、ここでは台数の数え方に絞ります。

    1ライセンス=1端末にインストール

    キヤノンのESET HOME ラインアップ説明では、ライセンス台数は「インストールできる端末の数」を示します。同じ端末に再インストールする場合の扱いは、公式の利用規約とマイページの案内が基準です。使わなくなった端末からアンインストールし、別の端末へ移す運用は一般的ですが、同時に保護できる台数は契約上限を超えられません。

    スマートフォンを数えるときの確認点

    • 自分のiPhone、家族のAndroidなど、ESETを入れる端末それぞれを1台として数える
    • 使わない古い端末に残ったインストールが台数を消費していないか確認する
    • プレミアムのVPNは、ライセンス台数とは別に利用できる端末数の上限がある(公式機能比較を参照)
    • 会社支給のスマートフォンは、個人向けライセンスを追加できない場合がある

    Windows 11のパソコン1台とスマートフォン1台なら3台版より1台版が2台必要になるため、3台版が候補になります。家族5台まとめの場合は5台版またはアルティメットの販売単位を、ESET HOME プラン比較記事で確認してください。

    Windows 11とiOSを同じ契約に含める場合

    検索で「windows11 ios」と一緒に調べる人は、パソコンとiPhoneを一つの契約で扱いたい場面が多いです。エッセンシャル単体ではiOSが対応OSに含まれないため、iPhone保護まで含めるならプレミアム以上の機能表を確認する必要があります。対応OS一覧PDFはメーカー公式から取得できます。

    関連リンク

  • Windows標準のDefenderと有料セキュリティソフトを足す判断

    Windows 11には「Windows セキュリティ」が標準で用意されており、Microsoft Defender ウイルス対策やファイアウォールなどが利用できます。OSを最新の状態に保ち、標準機能が有効なら、パソコン1台だけを使う家庭でも基本的なウイルス対策は始められます。

    一方で、Macやスマートフォンも含めて一つの契約で保護したい場合や、VPN・データ暗号化など追加機能が必要な場合は、有料の家庭向け製品が選択肢になります。どちらが正解というより、使っている端末と守りたい範囲で判断が分かれます。

    Defenderだけで検討しやすい場面

    Microsoftは、Windows 11をサポート対象期間内に更新し続け、「Windows セキュリティ」がオンであれば、標準のウイルス対策を利用できると案内しています。会社から支給されたパソコンで、追加ソフトのインストールが禁止されている場合も、Defenderが前提になりやすいです。

    • Windows 11のパソコンが1台だけで、他のOS端末を同時に守る必要がない
    • 標準機能の更新が有効で、ブラウザーやOSの更新も続けられる
    • 勤務先端末など、個人向け製品を追加できない

    有料ソフトを比較対象にしやすい場面

    IPAの個人向け資料でも、ウイルス対策ソフトの利用が案内されています。複数台の端末、フィッシング対策の統一、家族アカウントの管理など、1台のWindowsだけではカバーできない要件があるときは、家庭向け製品の機能表や対応OSを確認する必要があります。

    ESET HOME セキュリティのプラン差や台数の数え方は、ESET HOME セキュリティはどれを選ぶ?台数・期間・プランの違いに掲載しています。エッセンシャルとプレミアムの機能差、iOSを含める場合の確認点も、そちらで説明しています。

    有料を足しても防げない被害

    セキュリティソフトが入っていても、偽の警告画面、フィッシング、SNS乗っ取り、フリーWi-Fi上の盗み見までは別の対策が必要です。突然「感染した」と表示された場合の対処は、偽警告・サポート詐欺の記事を参照してください。外出先の通信については、フリーWi-Fiを使う前の確認もあわせて確認できます。

    関連リンク